中学3年間ほぼ不登校だった我が家の子供。
欠席日数や内申点(通知表)の関係で高校を自由に選ぶことはできませんでした。
しかし春から本人の希望で全日制高校に進学!
驚くことに現在まで休まず通っています。
さて、タイトルの不登校の学校復帰のために親ができることですが最初に一つ言わせてください。
正直この通りにすればいいという正解はないんです。
心からごめんなさい!!!
でもこれは子育て全般に言えることですが何しろ「人それぞれ」なので…。
この際ハッキリ言っちゃいますがマニュアル本なんか役立ちませんよ。
カウンセリングも時間とお金の無駄。
それよりは実際に不登校の子育てを体験した私の声を聞いてくれませんか?
タダなんだし共感できる部分があったら参考にしてくれれば嬉しいです。
未来が見えない不安な日々はもう終わりにしましょう!
不登校の学校復帰の基本は焦らない
まずは不登校の学校復帰のためには「焦らない」ことです。
たった5文字だし簡単でしょ!
でも「焦らない」は基本にして一番難しいです。
だって親の本音としては学校に早く行けるようになってほしいですもんね。
休めば休むほど戻れなくなっちゃう気がするし勉強も遅れちゃう。
焦るなって言われてその通りにして結局いつまでもダメだったら誰か責任取ってくれるの?
はい、もちろん私も同じように思っていました。
でもいつか「本人にその気がないと無理」だと気づく時がくるんです。
最初から焦らないのは無理でしょうが苦しいのはそれまでの期間なので少しでも短く済んでほしい。
なり始めの時期によりますが小学校のうちなら成績も関係ないし不登校でも全然問題ないです。
行ける時だけ行けばいい、と割り切っちゃった方が全然ラク!
うちが本格的に不登校になったのは中1の2学期からですが暴言を吐かれたりもありまして…。
五月雨登校で行くか行かないか分からない時期でもあったし一番辛かったです。
だからもう中2は捨ててやった!
中3から頑張り始めてもどうにかなるだろうとも思ってたんです。
この諦めが結果としてお互い気持ちが軽くなり会話も増えたような気がします。
不登校の学校復帰のために家を居心地よく
次のステップは学校に行けないなら家で居心地よく過ごしてもらおう作戦です。
これも最初は逆効果じゃない?って思いましたよ~
家が居心地よくてゲームし放題とかますます学校行くわけないじゃん!ってね。
でも一度想像してみてください。
学校行かないなら家で勉強しろ→するわけない
ゲームは取り上げるぞ→関係が悪くなるだけ
ご飯や身の回りの世話はしないぞ→育児放棄の罪悪感
逆に居心地を悪くしたからといっていいことは1つもない!
しかもどうせ学校は行かない。
それならもう給食代も勿体ないし潔く止めましょう。
子供もお母さんが好物を作ってくれた方が喜びますよ。
愛情こもった食事に清潔な寝具、温かいお風呂でぐっすり眠れる環境を整えてあげてください。
急に学校に行きたくなった時のためにも睡眠は大事ですしね!
家族仲も良いに越したことはありませんが夫婦の意見は合わないことの方が多いもの。
(私たち夫婦も特別仲良くはありません)
大体どこの父親も多少心配こそしても面倒なことは母親に丸投げでしょう。
子供の前で大喧嘩は避けたいですがよっぽど大丈夫ではないでしょうか。
自分が安心して過ごせる場所があると辛い場所(学校)にも行ってみようかという意思に繋がります。
正直うちの子がそう感じたかどうかは分かりませんけど。
でも基本の「焦らない」が自然と家庭内を平和にするはずです。
不登校の学校復帰のために学力維持
不登校の学校復帰を「焦らない」ことによって「家を居心地よく」できたとします。
だからといって親は子供が学校へ行くことを「完全に」諦める必要はありません。
思春期の気まぐれな生き物はいつどんなタイミングでやる気になるか分かりません。
その時に困らないために少しでも勉強はしてもらいたいところ。
元々勉強が得意な子は学校に行かなくても家庭学習で事足りるかもしれませんね。
それなら金銭的負担は参考書程度で助かりますがそうでない子も多いはず。
困ったことに不登校の子供には学校以外で自腹を切って学ばせるしかない現状。
これだけ不登校が著しく増加している時代だというのに理不尽な話です。
文科省何とかしてください!!!
強いて言うなら通信教育は比較的費用が安いので不登校の子にもおすすめ。
中でも「すらら」は受講すると小中学校が出席扱いにしてくれる唯一の教材です。
資料請求は無料なのでそれを持って中学校に相談してみてくださいね。
塾や家庭教師は費用が高額になりがちですがその分学力アップは期待できます。
将来の夢や金銭的なことも考えてその子に合った学習方法を選びましょう。
この先まだ高校や大学と可能性がありますから貯金を使い果たすわけにいきませんからね。
無理なくできる範囲でサポートしてあげることが必要です。
不登校の学校復帰のために情報収集も必要
学校に通えなくて困ることは学力だけではありません。
進路に関する情報も積極的に動かないと待ってるだけじゃ入っててこないのです。
でも子供が不登校になるとママ友とも学校とも交流がなくなりがち。
うちは元々ママ友いなかったけどwww
でも今はネットで何でも検索できる時代なので大丈夫。
不登校で引きこもってる間はまだまだ子供で親の助けが必要です。
過保護と思わずどんどん調べておきましょう!
学校と疎遠になりがちでも進路面談はあるはず。
あらかじめ疑問点をまとめておけばスムーズに相談できますね。
私は通信制高校の資料請求は中学2年生の時点でしていました。
高校受験の仕組みは自治体によって様々。
もしかしたら欠席日数の関係で通信制高校を受験せざるをえないかもしれません。
また全日制高校を受験するにしても滑り止めで通信制高校を抑えておくことで安心してチャレンジできます。
資料請求だけなら無料だから迷う必要もないし要らなくなったら捨てるだけ。
情報は無駄にはなりませんので早めの行動をおすすめします。
不登校の学校復帰のために子供を信じる
不登校の学校復帰のための4ステップどう感じたでしょうか?
この通りにすれば大丈夫とは言えませんが悪化させる要素もないかなと慎重に書いてます。
少しでも役に立てればいいのですが…。
それでは最後に一番大事なことを言わせてもらいます!
もっと子供を信じてあげましょう。
私も子供が高校に合格してからでさえ不安だらけでした。
何しろ徒歩10分の中学校に通えなかった子です。
それが電車を乗り継ぎ1時間弱かかる高校に毎日通うとか心配になっちゃいますよね。
朝ちゃんと起きられる?
6時間授業なんて最後まで受けられる?
授業を受けることができても内容は理解できる?
成績がひどかったら単位が取れなくて卒業できないのでは?
実は入学前に上記のような不安をうっかり口にしてしまったことがありました。
その時うちの子は「やればできるよ」と言ったのです。
もちろんそんなことで不安が解消するわけはなくwww(ひどい)
万が一通えなくなった時は通信制高校の資料が活躍する予定だったのですけども。
ところが今のところ有言実行で毎日通っています。
不登校だったころと違いテスト前には進んで勉強もしているせいか成績も悪くはありません。
結局子供のやる気次第だったんです。
あなたのお子さんもやると言ったらできるはず。
不登校真っ只中の子はいつか動き出す日のために今は充電しているだけかもしれませんね。
エネルギー満タンになるまでは口出しせず信じて見守りましょう。