中学校の行事のメインといえばやはり修学旅行じゃないでしょうか。
親としては今しかできない思い出作りをしてもらいたいとこですよね。
いじめで不登校になった子はさすがに行きたがらないかと思いますが、それ以外のケースだと参加できるのではないかという期待を抱いてしまいそう。
普段不登校なのに修学旅行だけ参加するのは学校側には迷惑にならないかも気になります。
まあ、さすがにそれは思っていたとしても言えないでしょうけど(笑)
言うまでもありませんが不登校で普段学校に行けてなくても修学旅行に参加する権利は当然あります。
うちの学校の先生は「本人が行く気さえあれば是非」と言ってくださってました。
学校に通うことと同様、修学旅行に参加するのも不参加を選ぶのも本人次第なのです。
ただどちらにせよ注意しておくこともありますのでいくつか説明させてくださいね。
不登校でも修学旅行参加で再び登校できるきっかけが作れるかも
前述のように不登校の原因がいじめであるなら本人も修学旅行には行きたがらないことでしょう。
加害生徒と接触せずに仲の良い友達がそばにいてくれるるなど安心できる要素があればいいのですが、旅先で四六時中誰かが守ってくれるという保証はありません。
少しでも不安があればよく検討してみてください。
不登校の原因がいじめでなく、本人が嫌がってないならもちろん参加することをおすすめします。
何故なら思い切って修学旅行に参加することが再び学校に通えるきっかけになるかもしれないという大きなメリットがあるからです。
学校側に本当はちょっと迷惑と思われようが不登校から抜け出せるのならそんなことどうだっていいですよね。
そもそも不登校の子が修学旅行だけ参加すると迷惑に思われるというのもピンときません。
事前に登校できてないから班行動の計画が立てづらいといったことはあるかもしれないのですが、そこまで大きな問題でしょうか。
持ち物などの用意はプリントのやりとりで済みますしキャンセル手続きなどの問題は不登校に限った話ではありません。
学校側も不登校の子は減らしたいので修学旅行がきっかけで再登校するようになれば喜んでくれるはずです。
同級生の子が迷惑に思うかどうかはそれまでの関係次第ですが、驚きこそすれさほど何とも思わない子が多いのではないでしょうか。
仲の良かった子がいるならむしろ喜んでくれるかもしれませんね。
思いのほか楽しく過ごせたらまた前のような生活に戻りたいという気持ちになるかもしれません。
本人が迷っているなら参加を後押ししてあげてもいいと考えます。
不登校だと修学旅行直前にキャンセルすると返金されないかも
修学旅行は表向きは勉強の一環とされていますが実質は思い出作りのようなところも感じられます。
だから本人が楽しめそうにないと判断すれば参加しない意思表示をするはずです。
親は記念になるから行ってほしいと思っても正直子供には関係ないです。
不定期に通えてる子ならともかく、普段全然学校に行ってない場合は修学旅行先で孤立する可能性がないとも限りません。
当然先生たちも気を配ってくれるとは思いますが、班行動や部屋で過ごすときは生徒だけになります。
いじめられたりからかわれたりすることはなくても「無関心」というのも辛いものです。
それは誰も責められるものでもないので悩ましいところですね…。
子供も不安でしょうから参加するつもりだったけど直前に行きたくないと言い出すかもしれません。
もしくは参加はしたけど旅行先で辛くて帰りたいということも…。
その場合は旅行費用が返金されないことや現地まで迎えに行く交通費など金銭的負担の覚悟が必要です。
学校に迷惑をかけることよりもご家庭がそのリスクを承知で参加させられるかどうかじゃないでしょうか。
キャンセルは当日だと100%かもしれませんが早ければ早いほど負担は少額で済みます。
でも子供が迷ってるうちは親が勝手に決めるわけにもいかないしもどかしいですね。
不登校で修学旅行不参加でも登校すれば出席になる
正直もう最初から修学旅行は不参加と言ってくれた方が親は気が楽かもしれません。
我が家の場合は最初は迷っていましたが、本人がはっきり「やっぱり行かない」と言ってくれたのである意味良かったです。
早めに決断できれば学校側に迷惑をかけることもないですしね。
親の気持ちは関係ないと言ったものの、我が子が今しかできない思い出作りの機会。
残念でないと言えば噓になりますが…まあしょうがない!
無理して行かせて辛い思いをさせてしまう可能性を考えると参加を促すことができなかったのもまた事実。
大切なのは子供が楽しいかどうかですからね。
修学旅行中は登校しても教室には誰もいませんが、別室で勉強したり職員室に顔だけでも出せば出席扱いにしてもらえました。
これも同級生に会わずに済んで不登校の子には気楽でいいのかもしれません。
修学旅行に参加できなくてもこの先の未来に楽しいことはいくらでもあります。
高校の修学旅行や大学の卒業旅行でも、学校関係なく親しい友達とでも。
バイトしてお金を貯めて好きな時に好きなように旅行を楽しんでほしいですね。