不登校の子供を学校に行かせるにはペットを飼うことが効果的だという説があります。
元々動物たちはその愛くるしい姿で私たちに癒しを与えてくれる存在ですもんね。
動物を飼ってストレスが軽減することはペット療法、アニマルセラピーなどと呼ばれています。
今回はペットセラピーは不登校の子供にも効果があるのかにスポットをあてて動物を飼うことのメリットやデメリットについても考えていきたいと思います。
気持ちが明るくなればお子さんもきっと前進できることでしょう♪
ペットの動物を飼うことが不登校にもたらす効果とメリット
不登校になる子は繊細な子、自分に自信が持てない自己肯定感の低い子が多いと言われています。
実はうちの子もばっちり当てはまってまして…。
不登校になりたての頃は「勉強もできないし運動も苦手だし学校が楽しくない」と話してくれたことがありました。
でも親からすると成績は真ん中あたり、運動も得意ではないけどそこまでひどくはなかったのです。
このような子にはペットを飼ってお世話することが良い効果をもたらします。
何故なら「自分が必要とされている」という不登校の子供の自己肯定感を上げることができるからです。
それに不登校で家にいるとゲームに依存してしまい昼夜逆転なんて現象にも陥りがち。
でもペットのお世話を自分の役割として捉えてくれたらエサやりや散歩の使命感が生活リズムの改善に繋がることでしょう。
これはとても大事なことで、再び学校に通う気になった時にスムーズに復帰できるようになります。
ペットがいれば家庭の雰囲気も明るくなり、家族の会話も増えて心の安定を取り戻せるはず。
お子さんが動物を飼うことに興味があるようでしたらそのメリットは大きいと考えられます。
不登校にペットセラピー効果を期待して動物を飼う場合の注意点
もしペットを飼うことが決まったとしても親が絶対に言ってはいけないことがあります。
それは「不登校を改善するためにペットを飼う」というような話です。
前述のように不登校の子供の心は繊細!
押し付けがましく聞こえたり、責められているようにも捉えられて心を閉ざしてしまうことも…。
そして不登校の子供だけに世話をさせるのも良くないです。
全てを任せるのではなくみんなが家にいない時にお願いするくらいが最適かと思います。
お子さんが飼いたいと言った場合でも完璧にできないこともありますし気分じゃない時もありますもんね。
ペットの世話を負担に感じてしまったら意味がありません。
今日はペットとどう過ごしたかとか、ペットの体調についてなど自然に会話ができることが大切です。
そういったささやかなことからお子さんは家での役割や居場所を見つけて安心します。
それが心の回復につながっていくことでしょう。
動物を飼うことのデメリットと不登校に効果がない場合も考える
不登校の子供にペットセラピーを行うと心理状態が安定するそことはデータでも立証されています。
特にデメリットはなさそうですが、そもそも子供が動物に全く興味がない場合。
これは絶対に強引に飼うようなことはしないでください!
興味がなさそうなお子さんでも動物が出ているテレビ番組を見た時、ペットショップの前を通りがかった時などの反応を見てください。
笑顔になったり動物自体を嫌いではなさそうなら脈ありかと思います。
不登校を改善するためだけにペットを飼って効果がなかったとしても飼い主には責任があります。
生涯面倒を見る覚悟が必要ですし、何より人間の都合に振り回されて愛されなかった動物が一番かわいそうですからね。
そしてペットを飼うということは種類にもよりますがお金がかかります。
犬や猫が病気になったりしたら治療費や手術代は保険がきかない分人間よりも高額になります。
心配な方はペット保険もありますので無料の資料請求で検討してみてください。
そして不登校の子は学校に行けない分の学力を家庭学習で補わないといけません。
通信教育や塾代もかかりますし、高校から先の教育費も私立に進学した場合は高額になりそうです。
ハムスターや小鳥などはそこまでお金はかからないかもしれませんが小動物ゆえ寿命が短いです。
ペットとのお別れも人生では必要な経験なのですが、不登校の子が不安定な状態でそれを迎えてしまうのは心理的に厳しいかもしれません。
上記のようなこともよく考えて決断してほしいと思います。
学費に関しては公立高校であれば修学支援金で支出は抑えられますし、通信制高校は実質無料になるような安い学校もあります。
こちらも並行して事前に調べておくことをおすすめします。