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親は不登校を諦めるのではなく認める!きっかけは子供の悲しい嘘

不登校 認める きっかけ

振り返ってみれば一番辛かったのは不登校になり始めの頃。

うちの子にもまだ完全に不登校になっていない五月雨登校と呼ばれる時期がありました。

それはもう毎日子供が学校に行くかばかり気にしていましたね~。

朝スムーズに家を出てくれればいいのですが、遅れて行くと言って朝起きてこない日は仕事が手につかない!

私も仕事から帰宅して制服を脱いだ痕跡などを見て、今日は学校に行けたと安心していました。

それが学校からの連絡で実は全然通えてなかったと発覚した時の気持ちと言ったら…。

わざわざ制服を着てまで子供に学校に行くと嘘をつかれて騙されたわけです。

でも冷静に考えるとそこまでさせた親に責任はないのでしょうか?

一番辛いのは不登校で学校に行けない子供のはず。

それに気づいたとき私の考え方は大きく変わりました。

不登校だからって子供を諦めるのではなく認める考え方にシフトチェンジできたのです

結果としてそれからは心も軽くなり親子関係も何もかもいい方向に動き出し始めました。

今悩みの真っ只中で苦しんでいるお母さんたちの参考になれば幸いです。

不登校を認めることのできない親が子供に学校に行くと嘘をつかせてしまう

不登校になりたての頃や、まばらでも学校に通えてるうちは親もまだ以前のような生活に戻れるのではないかと期待してしまいます。

「今日は学校に行く?」

「遅れてもいいから学校は行かなきゃダメだよ!」

毎日聞かれる子供は本当にウザかっただろうなと思います。

もちろん親も子供を心配してこその声かけで悪意はないんです。

でもこれは無意識に子供に「行かなきゃ」という圧力をかけてしまっていますよね。

行きたくないけど正直に言えば親は悲しむか怒るかどちらかなわけで。

お互い最悪な気持ちになるのが想像できちゃいますよね。

だから子供はそれを避けるために行くと言っただけで騙してやろうなんて気持ちはないんです。

結果的に嘘をついたことになってしまいますが、まずは子供の気持ちを考えてあげてほしいと思います。

あの時の私は分かってあげられなかったので…。

今では子供が「今日は学校に行かない(行けない)」とちゃんと言えるような親子関係が理想的だと分かります。

それにはまず親の心のゆとりが必要になってくるのではないでしょうか。

不登校を認めることができない親は子供の学校に行きたいけど行けない気持ちが分かっていない

子供の立場になって、もう少し気持ちを想像してみます。

働いてるお母さんに学校に遅れて行くとは言ったものの、帰宅した時には噓がバレてしまいますよね。

時間差はあるものの結局親を悲しませるか怒らせるかになってしまうことに変わりはない…。

これはとても憂鬱だと思います。

だから制服を着て玄関の靴を履いて、学校に行ったような痕跡を作ってまでして不登校の子はしばらくの間だけでも心の安定を得ようとするのです。

ここまで読んでどう思いますか?

たとえ騙されていたとしてもそんなことはどうでもいいくらい悲しい気持ちになりませんか?

子供に対してだけではなく、子供にこんなことをさせた自分にもです。

そしてもっと悲しいのは本当に学校に行こうとして制服を着たのにやっぱり行けなかった場合

真面目で優しい子ほど親の期待に応えようと頑張るんじゃないでしょうか。

うちの子の場合どっちだったのかは敢えて本人に聞いてはいません。

いつか笑って話せるようになったら聞いてみようかな~。

親が不登校を認めると学校に行かなくても子供の進路は無限大なことに気づく

どうしてうちの子は不登校になってしまったんだろう。

親ならきっと子供の気持ちを理解してあげたいとずっと悩んできたはず。

それなのに本人が行きたくないという主張を認めることはできていない。

皆と同じように学校に行くことを諦めることが難しいんですね。

だから「学校に行かないと将来困るから」と先のことばかり心配して子供の気持ちを変えようとしていました。

最近は不登校の子供がたくさんいることは知っていて、他人事ではないという危機感も持っていたつもりなのです。

でも実際自分の子供がそうなるとやはりショックが強かった。

いまから思えば不登校になった子供を心の底から受け入れることができていなかったと思います。

でもこの出来事をきっかけに「そこまで無理して学校なんて行く必要ないか」と心から思えるようになった気がします。

無難に学校に通えても笑顔のない子供を見るのは辛いですし、それが最善の道とも思えません。

親が願うのは子供が幸せになることではないでしょうか。

学校に通うことにこだわらなくても進路はいくらでも選べるのです。

いま悩んでいる皆さんもどうか安心してくださいね。