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不登校で寝てばかりの子供は病気を疑って病院を受診するべきか

不登校 寝てばかり 睡眠障害 起立性調節障害

子供が不登校になって心配しない親はいないと思います。

中には比較的大らかな気持ちで見守ることができるご家庭もあるかもしれません。

しかしそれはお子さんが家でも規則正しい生活をしているからじゃないでしょうか。

不登校の子はゲーム依存、もしくは無気力に寝てばかりの子が多いのではないかと推測されます。

気持ちが疲れているでしょうから最初のうちはしょうがないかもしれませんね。

でも度を超すとさすがに声をかけずにはいられません。

不登校で寝てばかりなのに家で様子を見てていいのか、病院を受診するべきかも迷います。

親は一体どのように対処すればいいのでしょうか?

不登校で寝てばかりなのは怠けではなく病気の可能性も

睡眠の病気を大きく2つに分けるなら「眠りすぎ」か「眠れない」になります。

不登校の子供に多い無気力で寝てばかりの原因は、やはりその子にとって睡眠時間が足りていないからです。

6時間ぐっすり眠れれば元気な子もいれば6時間では全然足りないと感じる子もいるのです。

何しろスマホやネットの普及もあって最近の子供は夜更かしです。

就寝時間を早くするなど、まずは生活習慣の見直しが一番大切です。

簡単にうまくいかないとは思いますが、反抗期がそれほどひどくなければ案外あっさり改善されるかもしれません。


睡眠時間が充分確保できているのに朝起きられない場合は「起立性調節障害」と言う病気が考えられます。

自律神経系の異常によるもので、朝起きられない他に疲れやすいとか立ちくらみの症状もあります。

はたから見るとだらけているように見えても自分の意志ではどうしようもできない病気。

それで責められてはお子さんがかわいそうですよね。

決めつけることなく、症状が改善しない場合は病院に相談して適切な処置を受けることをおすすめします。

何もなければそれはそれで良いのです。

不登校で寝てばかりの子供を病院受診させる目安は?

不登校の子が寝てばかりで朝起きられないのは病気の可能性もあると示唆しました。

大きい声で起こしたり揺さぶってみても起きられないと不安になりますよね。

しかしそれが病気かどうかの判断は素人では難しいところです。

不登校の子供はちょうど思春期、かつ反抗期の時期。

親に起こされるのが気に入らなくて意地を張っている場合もあるかもしれません。

そんな子に病院受診をもちかけても拒まれるかもしれませんね。


そんな時は学校同様、無理して通院させることもないでしょう。

受診の目安としては大切な用事や楽しみな予定があっても起きられないのかが判断基準になります。

例えば大切な試験日に起きられないと困る、ゲームのイベントに参加できないのは辛いなど。

とにかく子供自身が「何とかしたい」という気持ちになることが重要です。

不登校で学校に行けなくても生活が充実するように楽しい予定をできるだけ用意してあげましょう。

寝てばかりではなく眠れない!不登校昼夜逆転も病院受診するべきか

これまでは「眠りすぎ」の症状について書いてきました。

反対に「眠れない」症状も当然病気の可能性があります

受診する場合、睡眠障害は精神科・心療内科・睡眠専門の医療機関が望ましいでしょう。

まずは栄養バランスの良い食事や適度な運動、ゆっくり湯船に浸かるなど試してみてください。


不登校の子供の乱れた体内バランスは生活習慣の見直しで改善されることがあります。

どちらの症状も子供がぐっすり安心して眠れる環境を作ってあげることが大切。

と、簡単に言ってしまいましたが共働きの家庭も多いですよね。

できる範囲で頑張っても無理な場合はイライラする前に受診を検討してみてください。

不登校の子供はどこか不安な気持ちを抱えているもの。

それが消え去ればまた新しく規則正しい生活を始められるはずなので安心してくださいね。

高校から人が変わったように通い始める子もいますし、完治しなくても登校が自由な通信制高校と言う選択もあります。

親は子供の回復力を信じて、あまり先の未来まで心配しすぎないようにしましょう。