通勤だったり朝のゴミ出しだったり、ふとした時に目にする子供たちが通学する姿。
当たり前の風景なのに眩しく見えて切なくなってしまうことありませんか?
学校に通える子が羨ましい…。
これは不登校の子供がいる親だからこその苦しい気持ちですよね。
でも毎日学校に通うこと自体がそもそも当たり前じゃなかったとしたら?
少なくとも不登校の子供たちはそういう気持ちで過ごしているのでしょう。
毎朝早起きして学校に通うことは人によっては難易度が高いのです。
私も低血圧で朝は大の苦手ですし(笑)
自分ができていたから子供もできるはずという考えはやめてみましょう。
子供と同じ目線になってみたら苦しみが軽くなるはずです。
不登校の親の苦しい気持ちは自然な感情として認める
そもそも人は多かれ少なかれ嫉妬の感情は抱くものです。
例えば子供が学校に通えていたと仮定してみましょう。
学校って定期テストや部活のレギュラー争いだったり、順位がつけられることが多いんですよね。
きっと何かにつけて他人と比べて一喜一憂していたのではないでしょうか?
それはそれで不登校の子供の親でなくても苦しい気持ちになっていたはず。
人を妬んだり羨んだりするのは自然な感情です。
だから自分はダメな人間とか思わなくていいのです!
他人を羨ましいと思ってしまってもその感情自体は何も間違っていないので安心してくださいね。
ただそれに捉われていても不登校が解決するわけではありません。
自分の感情に納得することができたら次のステップに進みましょう。
親の苦しい気持ちは決して不登校の子供にぶつけない
前述のように誰にでもある嫉妬心ですが、これは非常に厄介な感情でもあります。
恥ずかしくて表に出せないからこそ心に吸着しやすいんですね。
そしていずれ吐き出さずにはいられなくなるほど苦しくなる…。
我慢しすぎは良くありませんが苦しい気持ちを何も悪くない相手にぶつけてはいけません。
親も思い詰めすぎないようにゆっくり休憩する時間を作りましょう。
上手に自分を甘やかさないと親の焦りや不安は不登校の子供に矛先を向けがちです。
なんとか理性が働いて我慢できても不登校の子供は感受性が強い子が多いです。
ため息や暗い表情から自分のせいで親が悩んでいることを敏感に感じ取ってしまうでしょう。
これでは親子関係が悪化したり互いに鬱状態になるなど悪影響だらけです。
感情のぶつけ合いをしても学校に行けるようになるわけではありません。
回避するにはただ話を聞いてくれる相手を見つけること。
そして何事においても他人と比べないことです。
あなた自身も、あなたの子供も誰も代わることのできないかけがえのない存在です。
子供が不登校でも親が苦しい気持ちになる必要はない
そもそも学校に行くのは当たり前と思っている人が多すぎます。
義務教育という言葉が誤解を生んで上記のような思想になってしまいましたがこれは間違い!
親は子供に教育を受けさせる義務はありますが、望まないことを無理強いさせる決まりはありません。
学校に行けなくても勉強する方法はいくらでもあります。
もし勉強が苦手でどうしても好きになれないならサッサと就職したっていいじゃないですか。
決めるのは親ではなく子供本人です。
世間体やら今後の不安やらはよく分かります。
でも最短だろうが時間をかけようがいずれはみんな必ず自立しますからね。
ゴールは同じなので途中で不登校になったからといって苦しい気持ちになる必要は全くありません。
もっとシンプルに考えれば学校に行ってないだけですからね。
誰にも迷惑をかけていないし悩む必要はありません。
親は穏やかに寄り添っていてあげるだけでいいのではないでしょうか。